「タツノオトシゴの絵文字を見せて」
最近、生成AIコミュニティで話題になっている面白い現象をご存知でしょうか?「タツノオトシゴの絵文字を見せて」という一見シンプルな質問が、ChatGPTをはじめとする生成AIに予想外の反応を引き起こしているのです。
この現象は、AIが期待通りのタツノオトシゴの絵文字を返すのではなく、なぜかユニコーンやアザラシ、時にはタコなどの全く関係のない絵文字を表示してしまうというもの。
一体なぜこのような混乱が起こるのでしょうか?
今回は、この興味深い現象について詳しく検証し、その背景にあるUnicodeの仕組みや、生成AIの内部処理における自己修正ループの影響について探ってみました。さらに、ChatGPTだけでなく、ClaudeやGeminiなど他の生成AIでも同様の現象が起こるのかも検証してみました。
「タツノオトシゴの絵文字を見せて」と打つと?
1回目

タツノオトシゴの絵文字よりも先にユニコーンが出てきています。
内容もへんですね。
2回目

今回は最初にアザラシですね。また混乱しているような回答が来ました。
原因をChatGPTに聞いてみた結果

Unicodeとは、世界中の文字や記号を 一つの共通ルール(番号=コードポイント)で扱えるようにした規格 のことです。
簡単に書くと、Unicodeが原因でした。
原因を解明してから、もう一度聞くと…?

絵文字とUnicodeを同時に回答するようになりました。
【検証】約2週間後にもう一度打つと変化はあるのか?
話題になってから約2週間経ちました。
あれから変化があるのか検証してみます!

やはり混乱しているようでした。今回はタコが出てきましたね。
今後もChatGPTの小ネタのような感じで残り続けそうです。
別の生成AIの回答はどうなるのか?
ここで気になるのが別の生成AIでもバグるのかです。ChatGPT限定なのか気になったため、ClaudeとGeminiにも同じく「タツノオトシゴの絵文字を見せて」と打ってみました。
Claudeで「タツノオトシゴの絵文字を見せて」と打った結果

ユニコーーーーーン!!!
ChatGPTよりも簡潔ですね。
Geminiで「タツノオトシゴの絵文字を見せて」と打った結果

斜め上の回答がきました。正確さで言えばナンバーワンです!
まとめ
ChatGPTの回答の不具合を聞いてみた結果…
1. 原因はUnicode の絵文字に「タツノオトシゴ (Seahorse)」が存在すること
2. 文章生成時の“自己修正ループ”を行ったこと
3. フォントや環境差の影響を意識しすぎたこと
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