この記事では、VCCで複数のオブジェクトを同時に掴む方法を画像付きで説明します。
今回は、blenderで作成したダンベルをVCC(Unity)で掴めるようにしていきます!!


前提の知識 : 親 (Parent)・子 (Child)について
親 (Parent): 階層構造の土台となるオブジェクト。
子 (Child): 親オブジェクトに従属するオブジェクト。
今回の場合、親→ダンベル20kg
子→その他(テキスト、円柱など)になります。
Step1 : 親 (Parent)の設定

①親(Parent)を選択 → Add Component → Box Collider
この緑の立方体は当たり判定です。
Add Component
→オブジェクトに新しい機能を追加する操作。
Box Collider
→物体の「当たり判定」を定義する見えない箱。

Box Collider内の「Size X Y Z」で、オブジェクトに合わせてサイズを調整します。

②Add Component → VRC Pickup
③Add Component→ VRC Object Sync
これでオブジェクトを掴む・オブジェクトの同期ができるようになります。
VRC Pickup
→ワールド内にある物を「掴む」ための機能。
VRC Object Sync
→ワールド内のオブジェクト(物体)を、複数のユーザー間で同期させるための機能。
※上から二番目のRigidbodyはVRC Pickupと同時に追加されます。
Step2 : 子 (Child)の設定

④子 (Child)を選択 → Add Component → Box Collider
子(Child)に当たり判定が付きます。
残りのオブジェクトにも同じ設定を繰り返し行います。
残りのオブジェクトの設定(⑤~⑦)。

⑤子 (Child)を選択 → Add Component → Box Collider

⑥子 (Child)を選択 → Add Component → Box Collider
Step3 : 掴めるか確認しよう

⑧画面上部の「▷」マークを押す → オブジェクトにレティクル(真ん中の薄い丸)を向ける

⑨左クリック長押しで掴む
このように複数のオブジェクトを同時に掴むことができるようになります。
まとめ
親 (Parent)には、「Box Collider」 「Rigidbody」 「VRC Pickup」 「VRC Object Sync」
子 (Child)には、「Box Collider」

以上になります。お疲れさまでした!!
コメント