「自重トレーニングだけでは、どうしても負荷が足りなくなってきた…」 そう感じてダンベルの購入を検討したとき、私が選んだのは「WILD FIT(ワイルドフィット)」のプレート可変式ダンベルでした。
購入してから1年以上、週4~5回の宅トレでガッツリ使い倒しましたが、結論から言うと「将来的にホームジムを作りたい人」には最適な選択肢でした。
今回は、1年間使ってわかった耐久性や、プレート式ならではの拡張性、そして「プレートをはめる順番」に関する意外なデメリットまで、正直にレビューします。
商品概要:私が購入したセット内容
私が使用しているのは、シャフト(持ち手)にプレートを自分で組み合わせて重さを変える「スクリュー式ダンベル」です。
- ブランド: WILD FIT(ワイルドフィット)
- セット内容:
- ダンベルシャフト × 2本
- プレート:5kg (6枚) / 2.5kg(4枚) / 1.25kg (4枚)

1年使って実感した「メリット」
まずは、なぜこのダンベルを選んで良かったのか、具体的な理由を解説します。
1. バーと留め具で「2.5kg」で計算しやすい
地味ですが重要なポイントです。このダンベルシャフト、実際に重さを測ってみると…

ぴったり2.5kgでした。 プレートも1.25kgや2.5kg刻みなので、合計重量が常に計算しやすいキリが良い数字になります。「今、何キロ持ってるんだっけ?」という計算のストレスがないのは、日々のトレーニングで非常に助かりました。
2. プレートの「拡張性」が宅トレ民に最強
これが最大のメリットです。 このダンベルのプレートは、同じ規格(穴の直径)の「長物バーベルシャフト」にも流用できます。

実際に私は、後にベンチプレス用の長いバーを購入しましたが、ダンベル用のプレートをそのままはめ込んで使えています。 専用のプレートを買い足す必要がなく、コストを抑えてトレーニング環境を拡張できる点は、限られた予算で宅トレをする私たちにとって大きな魅力です。
(※注意:メーカーによって穴の直径が違う場合があります。WILD FITは直径330mmです。購入時は規格を必ず確認してください)

3. ドロップセットも1年以上劣化なし
プレート単体を手で持って「サイドレイズ」のドロップセット(限界まで追い込む法)を行うこともありますが、持ちやすく便利です。 1年以上ラフに使い、塗装の剥げはありますが重量の劣化も見られず耐久性は申し分ありません。
正直な「デメリット」と対策
もちろん、可変式ならではの面倒な点もあります。特に「高重量」を扱い始めてから気づいた悩みがあります。
1. 重量の変更がやはり面倒
ダイヤル式ダンベルとは違い、毎回「留め具を回して、プレートを入れ替えて…」という作業が必要です。特に種目を変えるたびに重量を変えるのは、正直手間がかかります。
2. 「オンザニー」でのプレート順序問題
高重量のダンベルプレスをする際、一度ダンベルを太ももに乗せる「オンザニー」というテクニックを使います。 この時、何も考えずに「一番外側に1.25kg(小さいプレート)」をつけてしまうと悲劇が起きます。
- 問題点 → 接地面積が小さくなり、太ももに「点」で重さが食い込んで痛い&安定しない。
- 対策 → 外側に5kgなどの「大きいプレート」が来るように調整するか、1.25kgを中に挟み込む。
ただ、大きいプレートを外側にすると今度は「重量を少し下げたい時」に取り外しが面倒になります。 「安定感を取るか、交換の手間を取るか」。ここはプレート式の宿命として工夫が必要です。
【結論】自重から卒業してよかったか?
答えは「YES」です。
ダンベルを購入する前は自重トレーニングをしていましたが、 「負荷が足りない」「効かせたい部位とは別の場所が疲れてしまう」 といった悩みが尽きませんでした。フォームが未熟だったこともありますが、自重トレを始めて2ヶ月ほどで限界を感じていました。
思い切ってこのダンベルを導入してからは、狙った筋肉に適切な負荷をかけられるようになり、トレーニングの充実感(パンプ感)が劇的に変わりました。
まとめ:将来ホームジムを作りたいなら「買い」
WILD FITのプレート式ダンベルは、
- バーベルシャフトとも併用できる拡張性
- 1年使っても劣化しない耐久性
- 計算しやすい重量規格
という点で、長くトレーニングを続けたい宅トレ民にとって、非常にコスパの良い投資になります。 重量変更の手間はありますが、それも「インターバル中の息継ぎ」と思えば悪くありません。
自重トレに限界を感じている方、自宅をジム化したい方は、ぜひチェックしてみてください。


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