4,500円は、学生にとって「命金」である
大学生の私にとって、プロテイン選びは「投資」ではなく「ギャンブル」に近い感覚です。 Amazonのカートに入れたまま、何度ため息をついたことか。価格は約4,500円。これがあれば、学食のAランチが10回食べられます。
特に「ピーチ味」は鬼門です。 過去に安いプロテインで桃味を買った時、口の中に広がったのは果物の味ではなく、「デパートのトイレに置いてある芳香剤」そのものでした。あの時の絶望感と、飲み切るまでの苦行はトラウマです。
「また失敗したらどうしよう」 そんな恐怖と戦いつつ、今回はSNSで評判の良いVITAS(バイタス)の新作「ピーチヨーグルト風味」をポチりました。もしこれがハズレなら、今月はもやし生活確定です。

開封の儀。「薬っぽさ」はあるのか?
届いた段ボールをバリバリと開け、いざパッケージを開封。 一番の懸念点である「香り」を確認します。恐る恐る鼻を近づけると……。
「……あれ? めっちゃいい匂いする」
正直、ケミカルなツンとする刺激臭を覚悟していました。 しかし漂ってきたのは、「美容室で使われている高いシャンプー」のような、清潔感のある香りでした。 通学の満員バスで、ふと隣からふわっと香ってくるような、あの不快感ゼロの香りです。
「これなら部屋に置いておいても嫌がられないな」 実家暮らしの私にとって、自室のニオイ問題は死活問題。この時点で、第一関門はクリアです。

砂漠の砂みたいなサラサラ感です。
実飲。「桃の天然水」世代じゃないけど懐かしい
水200mlに溶かして飲んでみます。 シェイクしている最中もダマにならず、サラサラと溶けていくのが手触りでわかります。
肝心の味ですが……「正解」でした。
桃の天然水でたとえるなら、濃い桃の天然水です。それはもう、桃ジュースかもしれませんがスッキリ感と味を簡単にイメージすると正確と言えます。
甘いけど、喉に張り付かない
プロテイン特有の「喉に砂糖の膜が張り付くようなネチョっと感」がありません。 味のイメージを言語化するなら、「桃の天然水に、飲むヨーグルトを少し足して、氷でキンキンに冷やした味」です。
桃のフルーティーな甘さはしっかりあるのに、ヨーグルトの酸味が後味をスパン!と切ってくれます。 「甘いものは欲しいけど、チョコやバニラのような重たい味は今の気分じゃない」 そんな、講義で疲れた夕方や、寝起きで口の中が気持ち悪い朝に飲みたくなる味でした。

ズボラ学生の発見。「放置シェイカー」が臭くない
ここで、生活感丸出しのメリットを一つ紹介させてください。 私はかなりズボラで、飲み終わったシェイカーをすぐに洗わず、シンクに数時間放置してしまうことがあります(母によく怒られます)。
通常、プロテインの飲み残しは、時間が経つと「腐った牛乳」のような強烈な異臭を放ちます。 しかし、このピーチヨーグルトは違いました。
数時間後に恐る恐る洗おうとした時、まだほんのり「桃の良い香り」が残っていたのです。 もちろん衛生的にすぐ洗うべきなのは百も承知ですが、忙しい(というか怠惰な)学生にとって、「シンクから異臭騒ぎが起きない」というのは、地味ながら最強のメリットだと感じました。

野菜不足の罪悪感を「イヌリン」で消す
成分表を見ると「食物繊維(イヌリン)」が入っているそうです。 難しい栄養学の話は専門家に任せますが、お米とお肉ばかり食べている私にとって、「プロテインを飲みながら繊維も摂れている」という事実は、野菜を食べたに近い感覚になります。
これを飲んだ翌朝は、なんとなくお腹の調子がスッキリしている気がします。 4,500円の中に含まれていると思えば、決して高くはないのかもしれません。

プラシーボだとしてもうれしい。
まとめ:これは「ジュース」として買ってもいい
結論として、VITASのピーチヨーグルトは、私の「桃味トラウマ」を払拭してくれました。
- 人工的な芳香剤の臭いが苦手な人
- チョコ系の重たい甘さに飽きた人
- シェイカーを洗うのを忘れがちなズボラな人
これらに当てはまるなら、試してみる価値はあります。 「筋肉をつけるため」と意気込んで飲むというより、「美味しいジュースを飲むついでに、タンパク質も摂れちゃった」くらいの軽い感覚で続けられるのが、このプロテインの最大の魅力だと感じました。
さて、明日も朝から電車です。 この「ご褒美ジュース」を飲んで、なんとか布団から這い出ようと思います。



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